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胃潰瘍・十二指腸潰瘍

胃潰瘍・十二指腸潰瘍の
症状でお困りの方へ

胃潰瘍・十二指腸潰瘍の症状でお困りの方へピロリ菌の持続感染などを原因として、胃や十二指腸粘膜でびらん、潰瘍が生じるのが「胃潰瘍」「十二指腸潰瘍」という病気です。
主に、胃やみぞおちの痛み、腹痛、胸やけ、食欲不振、腹部膨満感などの不快な症状が続きます。また、胃潰瘍だと思って受診したら実は胃がんだったというケースも見られます。胃潰瘍や十二指腸潰瘍が疑われる症状にお悩みの方は、消化器内科・内視鏡内科を専門とする芦屋おく内視鏡クリニックにご相談ください。
専門医が、丁寧な診察と正確な診断、適切な治療を行います。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍の
違い

胃潰瘍と十二指腸潰瘍は、共通する原因、似た症状を持ちます。しかし詳しく比較すると、以下のような点で、わずかな違いがあります。

症状

胃やみぞおちの痛みは、胃潰瘍であれば食事中や食事の直後、十二指腸潰瘍であれば空腹時に現れることが多くなります。

原因

ピロリ菌の持続感染、非ステロイド剤抗炎症薬の長期服用を共通の根本的原因とします。
ただその中で、胃潰瘍であれば胃粘膜の機能低下が、十二指腸潰瘍であれば胃酸の過剰分泌が直接の原因となっていることが多いと言われています。

発症年齢

患者数のボリュームゾーンは、胃潰瘍が中高年、十二指腸潰瘍が20~30代となっています。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍の
主な症状

胃潰瘍・十二指腸潰瘍では、以下のような症状が見られます。

内科
  • 胃やみぞおちの痛み
  • 腹痛
  • 胸やけ、吐き気
  • 食欲不振
  • 体重減少
  • 腹部膨満感
  • ゲップ
  • 呑酸
  • 吐血
  • 黒色便(タール便)
  • 貧血

胃やみぞおちの痛みは、胃潰瘍の場合は食事中や食後、十二指腸潰瘍の場合は空腹時に現れることが多くなります。
吐血、黒色便、貧血は、重症例で認められる症状です。すぐに胃カメラ検査を受ける必要があります。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍の
原因

ピロリ菌の持続感染、非ステロイド剤抗炎症薬の長期服用が主な原因と言われています。特にピロリ菌感染は、胃潰瘍の70%、十二指腸潰瘍の90%に認められます。
その他、ストレス、結核、クローン病、サイトメガロウイルス感染などが原因になることもあります。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍の
検査・診断

胃潰瘍や十二指腸潰瘍が疑われる場合には、以下のような検査を行います。

バリウム検査

バリウムを飲んだ上で、レントゲンで胃・十二指腸の状態を調べます。
ただし、確定診断には至らず、ピロリ菌検査もできないため、現在では次にご紹介する胃カメラ検査が主流になっています。

胃カメラ検査
(胃内視鏡検査)

胃潰瘍・十二指腸潰瘍の検査・診断、胃カメラ鼻または口から内視鏡を挿入し、食道、胃、十二指腸の粘膜を観察し、病変の有無を確認します。カメラを介して直接的に観察するため、病変を早期のうちに発見し、確定診断とすることができます。
疑わしい組織を採取して病理検査を行う、ピロリ菌検査を行う、止血処置をするといったことも可能です。

胃カメラ検査(胃内視鏡検査)の
詳細はこちらへ

胃潰瘍・十二指腸潰瘍の
治療

胃潰瘍・十二指腸潰瘍の治療胃酸の分泌を抑える薬、粘膜を保護する薬などを用いた薬物療法を行います。またしばらくは消化の良いものを中心に食事をするようにしてください。
加えて、ピロリ菌検査で陽性だった場合には除菌治療を、薬の副作用が原因であった場合にはその使用中止や種類の変更を行います。
その他、胃カメラ検査の際に出血を認めた場合には、内視鏡の先端から器具を出して止血処置を行うことが可能です。

よくあるご質問

ストレスも、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因となりますか?

かつては、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の主要な原因としてストレスがあると考えらえており、「ストレス潰瘍」とも呼ばれていました。
現在はピロリ菌の持続感染、非ステロイド剤抗炎症薬の長期服用が二大原因であることが分かっていますが、ストレスも一定程度、発症に影響するものと考えられます。

胃潰瘍や十二指腸潰瘍が自然治癒するといことはありますか?

小さなものであれば、自然治癒することもあるようです。胃潰瘍の診断や治療を受けたことのない人に胃カメラ検査を行って、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の痕(瘢痕)が見つかることがあります。
ただし、症状に気づいた時には自然治癒を期待するのではなく、必ず医療機関で診断と治療を受けるようにしましょう。原因の分からないまま放置すると、高確率で悪化します。また、胃がんなどの他の病気という可能性もあります。

胃潰瘍や十二指腸潰瘍の診断を受けたら、食事面で気をつけることはありますか?

食べ過ぎ、刺激物・脂っこいもの・アルコール・カフェインなど、胃酸の分泌を促進するものを控え、消化の良いものを摂るようにしてください。
元気をつけようとたくさん食べるのは逆効果となります。