尿たんぱく「陽性」の場合
2018.05.11
勤務先やご自身で定期的に健康診断を受けている方はいらっしゃると思いますが、健康診断の尿検査で「尿たんぱく」が陽性になったことはありますか?
尿たんぱくが陽性になった場合、腎臓に何らかの異常が現れている可能性があります。
腎臓の状態を知るためには、尿たんぱく値とともに血清クレアチニン値が重要です。
尿たんぱくは、腎臓の老廃物のフィルターの役割を果たす糸球体が傷付いて尿の中に本来漏れ出してはいけないたんぱくが漏れ出していることで検査値の異常が現れます。
クレアチニンは、筋肉で作られる体内老廃物の1つで、腎臓でのろ過量が低下すると血液中のクレアチニン濃度が上がり、血清クレアチニン値が上昇します。
腎臓で起きる病気は重症になるまで自覚症状が出ない為、検査値の異常を放置していると腎不全やその他の病気になるリスクが高くなってしまいます。
腎臓は一度機能を失ってしまうと人工透析を余儀なくされます。
健康診断の尿検査の結果で、尿たんぱく陽性、血清クレアチニンの検査値が高いなど異常があれば、「何も症状がないから」と放置せず、病院を受診して腎臓の状態を把握し、適切な治療を受けてください。
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